人の寮生が加わった。彼らがいずれも強烈な個性の持ち主なので、寮の状況は一変しつつある。以下その例を紹介したい。
@アカデミックに
今までの寮の中心メンバーは、体育会系の学生だった。だから、活動的、実践的、協調的であった。ところが今回加わった学生たちのうちの三人は無類の読書好きであり、暇さえあれば本を読んでいる。このスマホ全盛の時代に読書好きが三人も集まるとは。だから、読書会や日曜集会などで話し合いを行うと、意見や感想が百出し、その話し合いは相当にハイレベルになる。まるでスマホ以前の時代にタイムスリップしたかのようだ。
Aより清潔に
今までの寮は、他の寮と比べれば全然清潔であり、寮生たちはきちんと掃除をしていた。ところが新しく入った寮生の中にそれを全然上回っている者がいる。当番として割り当てられたと個所以外にも、汚れたところはどんどん掃除し、他の寮生が清潔にしていないと遠慮なく注意しする。おかげで寮はピッカピカである(ちょっと盛ってます)。このような寮が他にあっただろうか。
B料理の達人
今までの寮生の中にも料理好きな者がいたが、今回の寮生の中には料理の達人がいる。このために、寮生間ではキッチンの争奪戦が起こっている(ちと大袈裟です)。先日の母の日には、寮母と寮の賄のおば様のために、タルトやパンを焼いてくれた。これがまた、本格的で実にうまい(写真参照)。賄のおばさまは、「長いこと賄をしているけど、こんなことをしてもらったのは初めてです」とお喜び。
なんだか、この寮は現代の世とは異なる次元にあるかのようだ。