2020年03月26日

裁判見学

 寮生二人と裁判見学に行った。二つの裁判を見た。一つ目は放火事件に関する控訴審の判決であった。争点は、犯行当時の容疑者の精神状況で、弁護士は精神的に病んでいたことを理由に無罪を主張したが、裁判官は十分合理的な思考ができたという検察側の主張を認め、控訴は棄却された。二つ目は詐欺事件に関する審理であった。検察官は、容疑者グループが共犯者の女性を使って男性から1200万円を騙しとったと主張し、様々な証拠を提出した。弁護側はどう反論するのか期待しながら待っていると、容疑者も弁護人もあっさりと起訴事実を認めてしまった。

 寮生たちは、テレビドラマで放映されている通りのことが法廷でなされているのを見て興奮していたようだが、他方では事件がテレビドラマよりもはるかに素早く事務的に処理されていくのを見て危うさも感じていた。あまりに多くの犯罪がなされ、処理すべき案件は山ほどある。二つ目の裁判の最後には、次回の法廷の日時が決められたのだが、検察官も弁護士も裁判官もなかなか日時が決められない。みんなが忙しすぎるのだ。このような状況で本当にきちんとした裁判ができるのだろうか。

 コロナウィルスが流行し、何もかもが停滞しているが、これは「もう少しゆっくり生きなさい」という神様の警告なのかもしれない。


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2020年03月12日

「保険セミナー」

 2月16日()には生命保険の基礎を学ぶセミナーを「プルデンシャル生命」(世界最大手の保険会社)のライフプランナー島村安有美さんに開催してもらった。このセミナーを通じて、聞き手一同は保険というものにたいしていかに無知であったかを思い知らされた。寮生の中からは「なぜこのように大事なことを学校は教えてくれないのか」という怒りの声さえも上がった。日本は公的な保険制度や会社による保険制度が整っている。だからこそ国民は保険に対して全く無知であり、契約内容もよく理解しないままにいい加減な保険に加入してしまう。日本は実は保険後進国なのである。島村さんはこの危険さを指摘し、若い頃からきちんとした保険の知識を持ち、それに基づいて人生設計をしていけば、病気や老後の不安にとらわれることなく、いかに自由に生きていけるかを実例と統計を上げてわかりやすく説明して下さった。

 「明日のことで思い悩むな」とイエスは説いた。しかしこれは、自分の保身が人生の中心になってしまうことへの戒めである。自分の老後や病気のときについて策を講じておくことを禁止した戒めではない。それどころか、保険について考えておくことは、イエスの隣人愛の教えの実践にもつながっていく。他者に迷惑をかけることを最低限に食い止め、自由に愛を実践することを可能にするものこそ保険なのだから。



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posted by 春風学寮 at 11:06| 日記