2013年04月02日

卒業生を送る

 毎年この季節になると卒寮生会について述べてきましたが、今回は少し角度を変えて、今春卒寮する一人のA君について報告します。

 彼は南会津出身の東京農業大学生で、小さい頃からアトピー性皮膚炎がありましたが、寮から大学が近く、夏などは授業の合間に寮に戻って一日に何度もシャワーができたのは、とても助かったようです。寮生活の中で徐々に積極的になっていき、特に、第二外国語として中国語を選択しましたが、2年生の時、当学寮の寮生であった中国人留学生を通して、他の寮生と一緒に中国語会話を習い、寮のクリスマス祝会では、簡単な中国語での寸劇をしました。そして、3年生の夏休みに約3週間、中国の北京で語学研修をしました。大学の授業は1・2年次にできるだけ多くの科目を履修し、就職は早くから公務員にしぼり、大学が主催する公務員対策講座を何回か受講するなど受験対策をしていました。勿論、卒論研究も早くから進めていましたので、年が明けて提出直前インフルエンザに罹りましたが、無事締め切りに間に合いました。4年生になると4月から7月まで公務員試験などを結構受験し、いくつか合格しましたが、結局、故郷の福島県庁に就職することになりました。彼は土壌改良が専門でしたので、津波で荒れた土壌や原発事故の影響を受けた土地の再生など、福島の復興に寄与したいとの決意があったようです。

 真面目な性格でしたが勉強だけというのではなく、アルバイトや自転車の遠出など遊びも適度にやり、ボランティア活動も何度かして学寮内外での友人もでき、「充実した4年間であった」と語るのを聞き、寮長としてはとても嬉しいでした。彼の前途に神様の守りがあらんことを祈り送り出しました。
posted by 春風学寮 at 14:00| 日記